一般職では定年退職の制度が用いられていますが、介護職は年齢制限が無いといわれています。果たして本当なのでしょうか。
ここでは、介護派遣の年齢制限について紹介していきます。
基本的に介護職には年齢制限というものがありません。厚生労働省が調査した「介護労働の現状」によると、60歳以上の介護職員は全体の12%を占めており、女性にいたっては約5人に一人が60歳以上の介護士で占められています。また、訪問介護員においては、60歳以上が3割を占めており、シニア世代が活躍していることがわかります。
年齢制限が無い一番の理由は、介護業界全体が人手不足にあるためです。高齢化が進んでいる日本では、介護サービスの需要がどんどん高くなっており、現状のスタッフだけでは圧倒的に人手が足りません。今後も人手不足問題は加速すると考えられていることから、60歳以上のシニア世代が介護業界で必要とされているのです。
シニア世代は利用者と年齢が近いこともあり、コミュニケーションを取りやすいメリットもあります。これらの理由から60代以上の人材を積極的に採用している職場も多く、やる気さえあれば採用してもらうことは可能です。
実際のところ、年齢制限は施設によって異なります。80歳以上の介護士がいる施設もあれば、年齢制限を設けている施設もあります。年齢に関係なく働きたいと考えているなら、年齢よりもやる気を重視してくれる施設を狙いましょう。
ただどの介護施設も人手不足であることに変わりはないので、やる気さえあれば「午前中だけ」「週2日から」といった働き方を提案してもらえる場合があります。
派遣会社は年齢に関係なく採用してくれるケースが多い傾向にあります。身体さえ動ければOKというところもあるので、未経験の人も介護業界で働くことは十分可能です。別業界からの転職の受け入れにも寛容なので、何歳からでもチャレンジすることができます。
介護の資格がなくても問題はありません。派遣会社の中には無料で資格取得支援をしてくれるところもあるので、スキルが欲しいという人はそのような派遣会社に登録すると良いでしょう。
介護業界は年齢制限があまり無く、中高年でも働けるチャンスがたくさんあります。未経験からチャレンジしたいと考えている人は、派遣会社に登録してみましょう。介護派遣なら年齢に関係なく、やる気さえあれば介護の現場で働くことができます。
介護業界では長年の人生経験が大きな武器となるため、年齢に負い目を感じる必要はありません。介護業界に興味のある人は、積極的にチャレンジしていきましょう。